最近このテーマの話をすることが多いので今日はこのお話をしていきたいと思います。
心に余裕がないとなぜ人に向き合えないのか
まずは「心に余裕がある」ということはどんな感じなんでしょうか??
私は仕事柄、毎日のように自分の会社の子やパートさんの相談に乗ったり、医療機関や福祉関係の方々とお話をするんですが、「心に余裕のある人」って話し始めた感じで2分ほどでわかります。
みなさんも初めて会った人に「なんか話しやすくて落ち着く」って感じたことはないでしょうか??
心に余裕がある人は、まず対面して話す相手に対して安心感を与ええます。
それは自然な笑顔だったり、受け答えの間合いだったりします。
発言がポジティブ
そして話も前向きな発言が多いのが特徴です。
落ち着いて話を受け止め、可能性のある受け答えをしてきます。
「こんにちは。どしたの??」
「こんにちは。すいません時間もらってしまって。実は今日の仕事の仕方でAさんがBさんをすごく馬鹿にしていたから、みているのがしんどくて・・・いつもは仲良くできているのに」
「そうなんだね。それはどんなふうに起きたことなの?きっかけとかわかる」
「わからなくて。私も1度注意したんですけど、ますますきつい口調になってしまって。。」
「人ってどうしても気分な上がらない時や、落ち込みがコントロールできない時ってあるもんね。何かあったのならそれはAさんもしんどそうね」
「そうですね。今話を聞くまではAさんへの労りは思いつかなかったけど、そう言われてみれば私も辛い時に頑張って仕事しにきた時はみんなと口聞きたくなかった時あった」
「私もそうだけど、人って一定じゃないもの」
「うん。じゃあ私、ここにAさんを呼んでスウさんとまず話をしてもらいたいって思います。私は今日はBさんと仕事をするので配置換えをお願いしてもいいですか??」
「了解した」
こんな感じですね。
この相談にきた子は、まず、私の時間を使うことに対しての一言が発せられています。
そして自分の相談したいことを簡潔に話してから自分の感情を話しました。
そして自分にできることをしたけど無理だった、と話ました。
そして私が言った言葉を即座に自分に置き換えてAさんに共感をしました。
そしてその上で自分ができることは何かを思いつくと、相談が必要なのはAさんだ、と判断し、自分にできることは私に指示出しをお願いすることだと思いついたのです
どんな職場だよ・・・って思わないでくださいね
Aさん、Bさんは精神疾患を持って働く子たちです。
この相談にきた子は、物事を前向きに捉えることができています。
そして「気持ちに余裕があるな」って思える最大の一言が
「そう言われてみれば。。。。」
です。
みなさん、これ意外と気付いてないとお思いますが、「そう言われてみれば。。。」って言葉が出る人ってほぼほぼの確率で「気持ちにある程度の余裕」があります
自分がもし、何かを誰かに相談していたとして、それは怒りや悲しみだったとして、相手の冷静なアドバイスに「そう言われてみれば・・・」と気持ちを一旦ストップさせ、隙間を作ることができますか??
どんなに辛い時も、どんなに怒りに満ちた時も「余裕のある人」は人の言葉を入れる隙間を持っているものです。
人と向き合うこと
心に余裕がある人は人としっかり向き合うことができる人が多いです。
さっきの相談の会話でもそうですが、相談してきた子は私ともしっかり向き合い、そしてAさんやBさんともしっかり向き合うことができています。
自分がが気に入らないことや、面倒だなってことがあるとすーっといなくなる人っていませんか??
恋人関係なんかでよく聞くんですが、喧嘩っぽくなると連絡が途絶えたり、既読スルーする方。
数日経って、普通に連絡してくるってパターン。
私はこうゆう人とは離れた方がいいと思います。
離れるというか深く付き合わない方がいいかと思います。
恋人だったら尚のこと。です。
一番とか二番とかに大切であろう存在の人に
向き合うことができない
それってかなり「自分かわいいちゃん」だと思います。
人の本質、価値は「思考」や「気持ち」だと思います。そこに目を背ける人は本気で人を愛せないか愛したことのない人かなって思いますよ。
今回のコロナの状況で、仕事がなくなったり、外出が出来なくなったり、あらゆることが制限され見えない敵と戦う不安と恐怖にさらされる毎日の中で、周囲の人の性格をよく観察してみてください。
そして自分自身も自分と向き合うことができるいい機会でもあるかと思います。
自分のことを考えて当然です。それが悪いとは言っていません。
私が今日のお話で伝えたいのは、気持ちの余裕というのはギブアンドテイクでもあるということ。
そして気持ちの余裕が人と向き合える最大の装備であるということです。
心に余裕を持ち、人としっかり向き合えた時自分に自信がつきます。
そうして自分に自信を持つことでまた、人と向き合うことができていくのではないでしょうか