北風と太陽と生け花と

すぅ

公認心理士

精神障がい者を主に社会復帰・就労を得意分野とする。

自己肯定感とセルフエフィカシーを重んじ、働くことを通して相乗効果を狙い支援。

施設メンバーはもちろん、他問い合わせにも柔軟に応じる。

・公認心理士

・介護福祉士

・介護支援専門相談員

・フラワーデザイナー

好きな食べ物:スイカ

犬を飼っているが猫好き(犬も好きだけど (笑))

花や自然が大好き

 こんばんは

今日は、「北風と太陽」のお話をしたいと思います。

私はこの絵本を 幼稚園のときに読んでもらったのを今でもよく覚えています。
そこに描かれた 絵も覚えています。

どんだけ印象的なんだって話ですが  笑

なんでそんなに印象に残っているのか。
それも覚えています。

多分、私が5歳ながらにして初めて物語の「意味」というものに共感したから。です。

このお話
あまりに有名だと思いますが。

みなさんは知っていますか??

旅人の着ているコートを脱がすのに、「北風」と「太陽」がそれぞれの方法で挑むのです。
「北風」はビュービューと寒い風邪を吹かせてコートを脱ぎ飛ばそうとします。
しかし旅人はその風の強さと寒さにガッチリとコートを押さえ、ぜったに脱げないようにガードします。
一方「太陽」はカンカンと日を照らし、旅人は自らすんなりとコート脱ぐ、というお話です。

ナッジの法則のようなこのお話。

人は、強制されたり、命令されたり、無理矢理されたりすると余計にそれをしたくなくなります。
大事なのは「自主性」「自己行動」なのです。

自分で思って、納得して行った行動でなければ人は永く続けることもできなし、失敗したときに当たるところのない後悔をします。

もし何かを人の望むとき。

彼が、彼女が、「自分でそう行動する方法を考える」
5歳の頃に出会ったこの本の教えは今の私お仕事に大きく影響しています。

渋谷で障害者の子たちに花を教えていたとき。

「簡単には行きませんよ、SUさん」と社長に言われ、
この話を思い出しました。

「大丈夫です。強制はしません。私は太陽で行きます」と言いました。

「無理はさせない」
「楽しさを伝えて」
「自分で判断させて」

ゆるーーーくそれが思えたスタッフもいたかもしれません。
イライラしたスタッフもいたかもしれません。

でも

わたしは「太陽」でありたい。
「花」を扱うのも「太陽」でなければいけないから。

生け花は「ためる」という手法を用います。

「ためる」とは
枝や茎を思うように曲げたり形づけること。
生け花には決まった形、美しいと定義づけられた形がありその姿にするために枝や茎を曲げるのです。

そのときに

力任せに行うと枝は折れ、茎はひん曲がってしまいます。

そっと息を吹き掛けて枝に話しかけながらゆっくり力を入れます。

花というのは、こちたらの問いかけに答えてくれます。(先生に教えていただいた)
本当にそうなんです

これも「太陽」のやり方です。

自分から行動させ、納得して行ったことには「意味」がはっきりと存在します。


障害の子たちに、私は決して型はめはしないのです。

彼らにあった、型を探してあげること。そっちのが有効です。

いろんなことが紐づく。

そんな瞬間が人生のどこかであります。
必ずあります。
必ず、です。

ぶれない気持ちや自信はそんなところからもきます。

私はこれからも「太陽」でありたいと思います

たくさん勉強して、たくさんみんなの力になるために。

私が必ず橋をかけるって思ってる

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