実は心の闇は四季でわかる

すぅ

公認心理士

精神障がい者を主に社会復帰・就労を得意分野とする。

自己肯定感とセルフエフィカシーを重んじ、働くことを通して相乗効果を狙い支援。

施設メンバーはもちろん、他問い合わせにも柔軟に応じる。

・公認心理士

・介護福祉士

・介護支援専門相談員

・フラワーデザイナー

好きな食べ物:スイカ

犬を飼っているが猫好き(犬も好きだけど (笑))

花や自然が大好き

おはようございます

今日は日本ならではの「四季」のお話をしながらそこに影響される「心」のお話をしていきます。

この記事を読んでいただいている方はほとんどの方が「日本」の方かなって思います。

私も日本の国で生まれ、幼い頃から「四季」を感じて育ちました。

神奈川県なので、特に極寒とか暖かい、とかもなく雪が降ることも珍しいけど、たまにはある、みたいな感じです。

四季ってどうして日本にあるか、知っていますか?

このへんのお話は専門的にもなっていくので簡単な説明に留めておきます。

地球の時点と公転の関係で太陽との位置関係から暑さや寒さが変化するのはみなさんもご存知かと思います。

では「四季」はなぜ、日本などの限られた国にしかないのか、

「日本は島国であり、周囲を海に囲まれています。そのため海流の影響を受けやすく偏西風や南東風などの季節風が影響するためなんですね。

幼い頃からこの国で育った私たちにはごく普通の「四季」

4つの季節は実は私たちの「心」に大きく影響をしていたのです

春のこころ

春は寒暖差の激しくなる季節です。

季節の変わり目の「春や「秋」は心もそうですが「体からの不具合」も生まれてきます。

寒い冬から抜けて暖かくなっていく春は何かと心がランランとする方も多いのではないでしょうか。

しかし、この「春のこころ」

実は一番厄介なのです

私たちにストレスを与えることの多い季節がこの春。

日本は「春」基準であれこれ変わっていくのはみなさんも良く知っているかとおもます。

卒業、入学、入社、転居。

みなさん、「ワクワク」しますか??

これ、実はストレスになっていることの方が大きいんです。

小さな頃から刷り込まれた、「新しい出発」「素晴らしい未来」のようなキーワードに塗り固められた春。

制度的に仕方はないのですが、私は春が大嫌いだった 笑

夏のこころ

夏は「開放的」と言われる季節です。

日照時間が長く、活動的になる人も多いのではないでしょうか。

そして夏休み、という長期の休みが「現実逃避」をさせてくれたり人の心を高揚させていきます。

この高ぶる「こころ」の根底にはやはり「日照時間の長さ」が絡んできます。

しかし、日照時間の長さと気温の高さに体調不良が起きやすいのです。

その原因は 睡眠不足 です。

睡眠不足は「心」に大きく影響していきます。

集中できない、イライラする、などの症状は明らかに出てくるのです。

そこに加えての自覚のないテンションの高さにますます体は疲れ、「夏バテ」なんて言葉があるとおり、精神的にも参ってしまう人が本当に多いのです。

秋のこころ

秋は好きな方が最も多い季節とされていますね

「熟成した感じ」がしませんか?  笑

秋は気温の変化もありますが春に比べると体に影響は少ないようです。

暑い夏から解放されて、涼しくなってきた「秋」の季節に「安心感」を覚える方も多いと聞きます。

一方で、この秋の季節。

心のバランスを崩しやすい季節にもなります

夏と冬のギャップについていけないのは「心」です。

徐々に「陰」「静」の方向へ切り替えられていく心の変化。

寂しいと感じ、心が身構えるのがこの秋の季節。

「これから長い冬か」と寂しい気持ちの入り口に立っている気分にもなります。

冬のこころ

冬は静かで静寂なイメージ。

一方でクリスマスや年末年始などのイベントが多いのもこの季節ではないでしょうか。

冬は人の心は安定するなんて言われています。

なぜ??

冬って、「越そう」とか「じっと春を待とう」とかそんな気持ちがあるからです。

「今は我慢しよう」

そんな気持ちは人を静寂にします。そして何より、春が来るのがわかっているからです。いつ来るやもしれない「春」ではなく、間違いなく春が来るのをみんなが知っているから。

決まっていることを待つ時の人の心は落ち着いているものです。

そして冬の寒さは気持ちを「積極的」にしてくれないことが多く、それが安定した気持ちの柱にもなってくれます。

冬はゆっくりと時間が流れているような気持ちにさせられます。

みなさんはどの季節が一番好きですか??

体感的に「寒いの苦手」「暑いの無理」みたいなことももちろんありますよね。

四季の中で一番自殺が多いのは「春」

子供の自殺が多いのが「秋」

体感的な感覚と、季節の匂い、雰囲気、イベント

私たちは五感の全てを使って、季節を感じています。

そして、イメージに流されている部分も多いのです。

もしもあなたの気持ちの落ち込みがある一定の季節だとしたら

ソレは「四季」というものに引っ張られている可能性があります。

じゃあ、だったらどうしたらいいのか。

四季のない国へでも移住しろというのか

それは得策ではありません

私はよくカウンセリングで「嫌いな季節はいつですか?」「体調を崩す季節」と聞きます。

そして「なぜその季節が嫌いなのか」を何個か挙げてもらいます。

漠然としてわからなかった心の不穏はそんな言葉の中にはっきりと浮き上がってきます。

過去の「トラウマ」が見えてきます。

「何が嫌で、何が不安で」

では答えきれない言葉を、「季節」を用いることで鮮明に言葉にしてくれます。

これ、みなさんもやってみてください。

嫌いな季節や好きな季節を聞くと、その背景にどんなものがあるのかが見えてきます。

もちろん自分自身にも使えます。

私は自分の弱点が分かっているのですが、それに連動した季節がやはり苦手です。

イメージなんですね。

ちなみに私は冬が嫌い。

寒いのも苦手ですが、年末や年始のあの雰囲気が嫌いなんです。

家族に恵まれなかった私は、あの家族ぐるみのイベントが本当に嫌いなんですね。

「年内のうちに」と急かされるあの感じも嫌いだし、母が亡くなった季節も冬だったので何かとフラッシュバックします。

四季から見えた「きっかけ」を見つけることで、「季節から」そのトラウマを改善していくこともできます。

「家族」「忙しい」「年内に。。」「失う」などのキーワードは私の中で弱点であり、冬が来ただけでその季節に引っ張られてしまうのです。

人は脳の記憶に支配され、悩み苦しみ、時には喜び感動する。

大事なのはきっかけを知って、その根本を取り巻くイメージを変えることです。

ゆっくりですがそれが気持ちが楽になる方法なのです。

「冬」を好きになれば、私はまた変わるのだと思います。

そこから見えてくるものはきっと大きくあなたを変えてくれるはずです。

今回は「四季」を介してのお話をしてみました。

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コメント

  1. ナイーヴ より:

    昔の人は上手く言ったもんです。

    「木の芽どき」といって春は情緒が不安定になりやすい事を経験則で理解してたのですよね

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